今回は、セリエAのインテル、そして日本代表の左サイドバック 長友佑都選手から
ドリブル上達のヒントを学んでいきましょう。
長友選手のドリブルは、一瞬の加速で相手を置き去りにし、
センタリングやシュートに持ち込むパターンがメインです。
余計なフェイントは使わない非常にシンプルなドリブルですね。
長友選手は、走るスピード自体が速いため、
その特徴を最大限に活かしたドリブルスタイルと言えるでしょう。
しかし、長友選手が相手を置き去りにできるのは、ただ「足が速い」という理由だけではありません。
足の速さだけでは、セリエAの世界的なDFを突破することはできないでしょう。
では、なぜ長友選手は、複雑なフェイントを使わず相手を置き去りにすることができるのでしょうか?
まずは、長友選手のドリブルの動画をご覧ください。
(※5’00~の2つのドリブルに注目!)
長友選手は、仕掛ける前に、一度スピードをゆるめたり、ストップしたりします。
相手が長友選手の動きに合わせて、スピードをゆるめたり、ストップしたタイミングで加速し、
相手を置き去りにしていますね。
こういったドリブルを「チェンジ オブ ペース」と言います。
長友選手は、非常に身のこなしが優れており、急激なストップや加速ができることが、
長友選手のチェンジ オブ ペースを効果的にしている理由でしょう。
ドリブル上達には、3つのスキルが必要です。
1.ボールと自分の体を自由に扱うこと(ボールコントロールと身のこなし)
2.最適な場所(いつでも、何でもできる場所)にボールを置くこと
3.相手を操ること(相手の重心を崩す)
長友選手の場合、特に「自分の体を自由に扱えること」が突出しており、
そこを軸に自分のドリブルスタイルを磨いていったのでしょう。
年々、サイドでのドリブルの仕掛けも凄みを増し、インテルでもすっかりレギュラーに定着していますね。
ドリブルで相手を抜くためには、ボール扱いが上手いだけでは不十分です。
ボール扱いと同時に、自分の体を速く、スムーズに動かせるようになって、
初めて相手を抜き去ることができるのです。
ドリブル練習の時には、ボール扱いだけでなく、
自分の体の扱い方も意識して練習することが大切だということを、
長友選手のドリブルから学ぶことができると思います。
では、ドリブル上達に必要な3つのスキルは、どうしたら身につくのでしょうか?
その具体的な練習方法は、↓こちらをご覧ください。
>>大人、初心者のサッカーフットサルドリブル練習法<<
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