こんにちは、どーなです。
サッカーフットサルの試合では、ボールは1つしかありません。
このため、ボールを持つと、すぐに相手のプレッシャーを受けます。
このプレッシャーをかいくぐって、ゴールにつなげる。
これこそサッカー、フットサルの醍醐味ですよね。
ゴールにつながるプレーをするには、どうすればいいのか?
サッカー、フットサルのプレーには、オンザボールとオフザボールがあります。
オンザボールとはボールを持った時のプレー、オフザボールとはボールを持っていない時のプレーです。
ゴールにつながるパスやシュートができるプレーヤーは、オフザボールの時間に、ボールを持った時のための準備をしています。
具体的には、状況判断とパスを受ける準備をしています。
<1.状況判断>
・周りを見て、味方と相手のポジショニング、ボールのある位置、スペースの位置などの情報を集める
・得た情報から、自分の能力で何ができるかを考える、など
<2.パスを受ける準備>
・相手のマークを外して、フリーでパスを受ける準備をする
・良い体勢(前を向いた状態)でパスを受けられる準備をする
・タイミングよくスペースへ入る準備をする
・相手DFラインの裏へ抜ける準備をする、など
その他にも、フリーランニングで相手を引きつけ、味方をフリーにするなど、おとりになるプレーもあります。
優れたプレーヤーは、オフザボールの時間は、常にこのように頭を働かせて、オンザボールのための準備をしています。
磨かれた技術に加えて、しっかりした準備があるからこそ、ゴールにつながるプレーができるのです。
ボールを持っていない時に、次のプレーを考えておく。
説明だけ聞くと簡単そうですが、これが意外と難しいのです。
周りを見ると言っても、何を見たらいいか分からない。
周りを見ても、何も思いつかない。
次のプレーを考える余裕がない。
こんな風に、オフザボールのことで悩んでいる人は少なくありません。
私も、サッカーを始めて4~5年間は、ずっとオフザボールが悩みの種でした。
「オフザボール時に周りを見て、次のプレーを考えておく」という知識はありましたが、周りを見ても何も思いつかなかったのです。
チームメイトに聞いても、「そんなの経験だよ」という答えしか返ってきませんでした。
私は高校からサッカーを始めた出遅れプレーヤーだったので、「もっと早くからサッカーをやっていないとダメなのかな」と悩みました。
それでも試行錯誤の末、それなりにオフザボールのプレーができるようになりました。(まだまだ発展途上ですが^^;)
オフザボール時に次のプレーを考えられるようになったことで、ボールを持っても慌てることがなくなりました。
パスが来た時は、すでに頭の中に次のプレーのイメージがあるので、ボールコントロールに集中できるようになり、技術的なミスが減りました。
試合中、「どこを優先的に見ればいいのか?」というポイントが分かったことで、チャンスにつながるパスを出せるようになりました。
散々悩んでいたオフザボールのプレーが、なぜできるようになったのか?
私なりに振り返って考えてみたところ、3つのポイントが思い当たりました。
それは、知識、練習、経験です。
<1.知識>
1つ目は、「オフザボール時に何をすればゴールにつながるプレーができるようになるか?」という知識です。
試合や練習中に「周りを見ろ」、「判断を早くしろ」と、チームメイトやコーチから言われる人がいます。(私もそうでした(^^ゞ)
しかし、言われている当人だって、「周りを見て、判断を早くしたい」と思いながらプレーしているはずです。(経験者は語る(笑))
でも、できない・・・
なぜ、頭で分かっていても、実際のプレーに反映できないのか?
それは、オフザボールについての知識が不足しているからです。
オフザボール時に「何を見たらいいのか?」、「何を考えたらいいのか?」という知識が不足しているのです。
具体的な知識も無く、闇雲に周りを見たところで、プレーは上達しません。
<2.練習>
オフザボールの知識が付いたら、今度はそれを練習の中で実践してみます。
最初は思い通りに行かないと思います。
また、考えながらのプレーを意識しなければならないので、頭も疲れると思います。
しかし、そこで投げ出さないでください。
正しい知識に基づいて、練習を繰り返していれば、その内に身に付いてくるものです。
(私ができるようになったくらいですから、あなたもできるようになるはずです!)
初めは考えることを意識してプレーすることになりますが、いずれは自然にできるようになるのが目標ですね。
<3.経験>
最後のポイントは、試合経験です。
練習(ミニゲームや練習試合)でオフザボールのプレーができるようになれば、そのまま試合で応用できるようになります。
しかし、練習と試合で異なる点が1つあります。
それは、勝敗がかかっているということです。
試合では勝敗がかかる故に、練習では身に付かない要因が出てきます。
例えば、メンタル面。
メンタルは、試合状況やスタミナなどに大きく影響を受けます。
大量リードで勝っている時は、精神的にも余裕があり、判断ミスが少なくなります。
逆に1点差で負けていて、残り時間が少ない時は、焦って判断ミスが多くなりがちです。
試合に負けている時、あなたは、どんなことを考える癖がありますか?
「早く点を取らないと!」と焦りがちになるのか?
「もうダメだな」と諦めがちになるのか?
試合経験を通して、自分の考え方の癖を知っておくことが大切です。
そして、自分の癖が分かったら、「試合に勝つためには、どんな考え方に修正すればいいのか?」を予め考えておくことが大切です。
焦りがちになる癖があるのなら、そこで一度冷静になるようにメンタルコントロールする。
諦めがちになる癖があるのなら、そこで一度自分を鼓舞するようにメンタルコントロールする。
これは、経験から自分の癖が分かっているからこそできる芸当です。
この他にも、試合には、練習では身に付かない要因がたくさんあります。
試合経験が積める機会があれば、最優先して予定を空けるくらいの意気込みで参加してください。
できるだけ、多くの試合を経験することが、サッカー、フットサルの上達の近道です。
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