こんにちは、どーなです。
サッカー・フットサル上達のためには、一人で練習することも大切です。
プロで活躍している選手のほとんどは、チームの練習が終わった後、一人で自主練していた経験を持っています。
技術を伸ばすには、やはりボールに触る時間を増やすことは欠かせないということですね。
しかし、サッカー・フットサル初心者の場合、練習よりも優先するべきことがあります。
それは、試合です。
いきなり試合!?
と思われたかもしれませんね。
私は、初心者こそ積極的に試合経験を積むべきだと考えています。
なぜなら、試合経験のない状態で、いくら技術練習をしても、試合で使える技術にはならないからです。
例えば、リフティングを練習しても、リフティングが試合のどんな場面で活きてくるのかがイメージできなければ、それは「サッカー・フットサルのための練習」ではありません。
「リフティングのための練習」です。
試合のイメージを持つには、試合経験を積むしか方法はありません。
だから、初心者は、どんな試合でもいいので、まず試合経験を積むことが大事なのです。
試合をすると、ボールを思い通りに扱えなければ、何にもできないことが分かります。
当然ですね(笑)
そこで、次のステップに進みます。
次のステップとは、基本技術を身に付けることです。
基本技術とは、
思った所にボールを止めるためのトラップ、
思った所へ蹴るためのキック、
思った所にボールを運んだり、相手をかわすためのドリブル、
そして、空中のボールを扱うためのヘディングです。
体の色々な場所でボールを思い通りに扱えるようになると、自信を持ってプレーできるようになります。
自信を持ってプレーできることは、冷静な判断にもつながります。
ボールを思い通りに扱えるようになるには、ボールにたくさん触ること。
これに尽きます。
ところが、試合だけではボールにたくさん触ることはできません。
1人のプレーヤーが1試合でボールに触る時間は何分だと思いますか?
サッカーの90分の試合で約2分と言われています。
90分中たった2分です。
つまり、試合は「基本技術を身に付ける」ということに関して言えば、非常に効率が悪いのです。
このため、試合とは別に基本練習が必要になります。
ここで、ようやく練習が出てくるわけですね。
リフティングやドリブルなら、ちょっとしたスペースがあれば一人で練習できます。
キックも公園などに行けば、一人で練習できます。
仕事が終わってからでも大丈夫ですね。
毎日30分でも、続けていれば必ず上達していきます。
私がサッカーを始めたのは高校からです。
今考えると、効率が悪い練習もたくさんしていましたが、唯一成功だったと言えるのが、基本技術をしっかりと身に付けられたことです。
私の高校のサッカー部には、コーチも監督もいなかったので、チームメイトがやっている練習を見よう見まねで練習したり、本に書いてある練習をしました。
ボールに触っている時間は、チームメイトの誰よりも多かったと思います。
そのおかげで、高校時代に基本技術を身に付けることができたのです。
その後、大学のサッカー部に入ったのですが、そこで全国高校選手権に出場経験のある後輩から、
「初めて見た時、基本がしっかりしていて、すごい選手だと思いました」
と言われたくらいなので、それなりに基本技術はしっかりしていたのだと思います。
「実際にはそれほどでもなかった」というオチもついていますが…(笑)
ただし、私の場合、試合経験が乏しかったのです。(高校時代は公式戦出場経験ゼロでした(^_^;))
いわゆるクローズド・スキル(相手のいない状態での技術)のレベルが高かっただけなので、試合になると、技術を発揮することができませんでした。
しかし、クローズド・スキルとはいえ、ボール扱いの下地はできていたわけです。
実戦経験を積みながら修正していくことで、試合で使える技術に変えていくことができました。
そのおかげで、大学ではスタメンを獲得することができたのです。
もし、高校時代に基本技術を身に付けていなかったら、大学のサッカー部でスタメンになるなんてことは、とてもできなかったでしょう。
ただし、私のような順番で練習するのは、かなり遠回りになってしまいます。
だから、初心者の方には、「まず試合、それから基本練習」という順番をおすすめしているのです。
基本練習は、一人でもできます。
ところが、一人で練習していると、
「試合中は常に相手がいるわけだから、相手のいない状況で練習しても意味がないよ」
と言ってくる人が、だいたいチームに1人はいます。
私も、高校時代に随分言われました(笑)
もちろん、練習相手がいた方が効率の良い練習ができます。
しかし、部活やクラブチームならまだしも、社会人プレーヤーが自主練の相手を探すのは、ひと苦労だと思います。
社会人チームの多くは、試合ですら人数集めに苦労するくらいですから。
練習相手を探していても上手くはなりません。
たとえ一人でも、その分練習した方が、よっぽど有意義な時間になります。
それに、一人なら、周りに気兼ねなく自分のやりたいことを練習できるというメリットもあります。
ぜひボールにたくさん触って、しっかりした基本技術を身に付けてください。
基本技術は、全てのポジション共通の必須技術です。
即効性はなくても、後々、必ず大きな財産になります。
「一人で練習といっても、どうやって練習したらいいのか分からない」
という方には、こちらのDVDがおすすめです。
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トラップ、キック、ドリブル、ヘディングそしてリフティングまで、
基本練習メニューが、初心者でも正しく行えるよう解説付きで紹介されています。
しかも、試合で使える技術を身に付けられるように工夫されています。
例えば、ただリフティングするだけでなく、周りを見る工夫を加えたり、
一人で行うドリブル練習にも、スペースを意識できる工夫を加えたり…
これなら、私のように、試合で使えない技術になる心配はないでしょう(笑)
私も、当時からこんな練習をしていれば、もうちょっと上手くなれたかもしれません(^_^;)
現在は、一人で練習する時のメニュー作りの参考にさせてもらっています。
もちろん、単品でも購入できます。
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