サッカー・フットサルの基本 ボールを持つ前の動き

2014.8.24|早野宏史DVDスーパープレイヤー育成マニュアル

サッカー動き基本

こんにちは。どーなです。


前回は基本技術の大切さについてお話しました。

>>サッカーフットサル初心者のための一人練習上達ガイド<<





基本技術は、1人でも練習することができます。

ところが、「練習で上手くできるようになっても、いざ試合になると上手くいかない」という人も多くいます。



「相手のプレッシャーがあると、慌ててトラップミスしてしまう…」

「パスを出すタイミングが遅れてしまう…」

「相手にピッタリマークされていて、ドリブルできない…」



こういった悩みの原因のほとんどは、ボールを持つ前の準備ができていないことにあります。


「相手のプレッシャーがあると慌ててトラップミスしてしまう…」
     ↓↓↓
 トラップする前に、相手の位置を確認しておけば慌てずに済みます。



「パスを出すタイミングが遅れてしまう…」
     ↓↓↓
 ボールを持つ前に、味方の位置を把握しておけば、タイミングよくパスを出せます。



「相手にピッタリマークされていて、ドリブルできない…」
     ↓↓↓
 パスを受ける前に、相手のマークを引き離しておけば、ピッタリ付かれずに済みます。



このようなボールを持つ前の準備を、「オフ・ザ・ボール」と言います。

サッカー・フットサルに欠かせない基本戦術の1つですね。



「戦術」と聞くと、難しいイメージを持つ人もいるもいれません。

私もサッカーを始めたばかりの頃はそうでした。

「戦術=型にハマったサッカー」というイメージでしたから(^_^;)

しかし、実際に戦術を勉強し始めると、この考えは誤りだということに気づきました。



戦術とは、自分の技術を最大限に引き出すためのスキルです。



メッシ選手やネイマール選手のプレーを思い出してみてください。

あれだけマークされているにも関わらず、前を向いてドリブルし、ゴールを決めたり、チャンスを作ったりしていますね。

厳しいマークを受けていても、前を向いてプレーできるのは、パスを受ける前にマークを外す動きをしているからなのです。



ボールを持ってからの技術はもちろん大切ですが、その技術を出すためには、良い体勢でボールを持てなければなりません。

オフ・ザ・ボールの動きは、それを可能にするスキルです。

だから、「自分の技術を最大限に引き出すためのスキル」なのです。



では、オフ・ザ・ボールは、いつ頃から身に付けていけばいいのでしょうか?

私は、初心者の頃から意識していくべきだと考えています。



初心者は、「オフ・ザ・ボールなんて、自分にはまだ早い」と思うかもしれませんが、これも習慣です。

繰り返すことで、自然とできるようになっていきます。

早いうちから、ボールの無い時に周りを見て、考える習慣をつけておけば、後々の上達のスピードが違います。



早いうちからオフ・ザ・ボールを意識することは、何もここだけで言っている話ではありません。

日本サッカー界全体で、そのような傾向にあります。

例えば、小学校低学年のサッカーといえば、昔は団子サッカーが主流でしたが、今はこの年代でもオフ・ザ・ボールを意識し、ポジショニングに気を配ったサッカーをしています。

高学年になると、大人顔負けのサッカーをしています。



初心者プレーヤーの多くは、基本技術の練習は一生懸命やります。

しかし、基本戦術を意識して練習する人は、ほとんどいません。

だからこそ、やれば差がつくのです。



【オフ・ザ・ボールを身に付けるためにやるべきこととは?】


では、オフ・ザ・ボールを身に付けるには、具体的に何をすればいいのでしょうか?

私は、まずオフ・ザ・ボールについて勉強することをお勧めします。



ボールの無い時に、どんなことを考えておけばいいのか?

ボールの無い時に、どんな動き方をすればいいのか?

こういったオフ・ザ・ボールの基本を学んでから、練習時に意識してプレーすれば、効率よく身に付けることができます。



逆に、オフ・ザ・ボールの知識が十分にないまま、いきなりプレーの中に取り入れようとしても、上手くはいかないでしょう。

知識がなければ、具体的に何を考え、どう動いたらいいか分からないからです。



これは、見ず知らずの場所に、地図も持たずに行こうとするようなもの。

間違いなく、迷います(^_^;)

見ず知らずの場所に行くのなら、必ず下調べをしておきますよね。

どんな手段で行ったらいいのか?

どれくらいの時間がかかるのか?

何を持っていけばいいのか?

費用はどれくらいかかるのか?

下調べをしておけば、迷うことなくスムーズに目的地までたどり着けます。



オフ・ザ・ボールの勉強をすることも、これと同じです。

ボールの無い時に、どんなことを考えておけばいいのか?

ボールの無い時に、どんな動き方をすればいいのか?

こういった基本を知っているからこそ、スムーズにプレーの中に取り入れていくことができるのです。



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【オフ・ザ・ボールを身に付ける練習法】


オフ・ザ・ボールを身に付ける練習法として、よく行われるのが、少人数のゲーム形式の練習です。

例えば、2対1や3対2などが代表的です。

他にも、ミニゲームやフットサルも効果的な練習になります。



なぜ、少人数なのでしょうか?

11対11のゲームでは、直接プレーに関与する場面は限られてきます。

すると、どうしてもボールの無い時はボーッとしがちになってしまいます。

これでは、ボールの無い時に、常に周りを見て、考えることを習慣化するのは難しいでしょう。



これに対し、少人数のゲームは、常にプレーに関わることになります。

常に周りを見て、考えておかないと、上手くプレーすることはできません。

こういった環境でプレーしていると、次第にオフ・ザ・ボールが習慣化してきます。



ただし、少人数のゲームは、あくまでも試合で上手くプレーするための練習です。

少人数のゲームの感覚に慣れてしまうと、正式なピッチでプレーする時の感覚が鈍ってしまうことがあります。

周りとの距離感、スピード、プレッシャーのかけ方などが違うからです。



高校時代の私は、「ミニゲームは上手いけど、実際の試合ではまったくダメ」と言われていました(^_^;)

試合経験に乏しく、ミニゲームばかりやっていたので、全ての技術がミニゲーム仕様の技術になってしまっていたのです。

試合感を鈍らせないためにも、少人数のゲームは、11対11のゲームとのバランスを考えながら行うべきだと思います。



オフ・ザ・ボールは、目に見えにくい部分ですが、ここを意識できるようになると、プレーの幅が大きく広がります。

今まで見えなかったものが見えてきます。

しっかり勉強し、練習してオフ・ザ・ボールの質を高めていってください。



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