こんにちは、どーなです。
何事も基本って重要ですよね。
ドリブルの基本とは何でしょうか?
ドリブルの基本練習としてよくあるのが、コーンやマーカーを並べてジグザグにドリブルしていく練習です。
リフティング同様、この練習も賛否両論があります。
「相手がいない状態で、いくらボールが上手く運べても意味が無い」という意見がある一方で、少年から大人まで幅広いカテゴリで行われている練習だったりします。
果たして、ジグザグドリブルのような相手のいないドリブルの基礎練習は意味があるのでしょうか?
というわけで、今回はドリブルの基本について紹介していきます。
ドリブルの基本として、川崎フロンターレの監督(2013年9月現在)風間八宏さんは、次の3つのポイントをあげています。
1.ボールを自由に扱えること
2.自分の身体を思い通りに動かせること
3.相手を操れること
1、2は、読んで字のごとくですね。
ドリブルで相手を抜くには、巧みなボールコントロールと身のこなしが必要です。
「3の意味がよくわからない」という方もいらっしゃると思うので少し説明しますね。
相手を操るとは、例えばフェイントで相手を逆方向へ動かしたり、
わざと相手から逃げるようにドリブルして、相手が追いかけてきたところで逆を取るなど、相手の動きをコントロールし、その逆を取ることです。
相手を操ることは、相手を抜くドリブルのために、特に重要で、一番難しいスキルです。
相手を操るには、相手の重心を見極めるスキルが必要です。
相手の重心を見極めるには、ボールを持っているプレーヤーが余裕を持っていることが重要です。
そして、余裕を持つためには、2つのポイントがあります。
<1.ボールと自分の身体を思い通りに動かせること>
1つ目は、風間さんの3つのポイントの1、2と同じです。
ボールを持った時に余裕を持つには、まずボールと自分の身体を自由に動かせることが大前提です。
ボールも思うように扱えない、身のこなしも悪ければ、余裕を持てるはずがありませんよね。
<2.ボールを取られない位置に置くこと>
2つ目は、取られない位置にボールを置くことです。
試合中、ボールの収まるプレーヤー、ボールを持てるプレーヤーは、
「ここにボールを置けば、絶対取られない」
というボールの置き場を把握しています。
パスを受けたら、まずその位置にボールを置くことで、プレーに余裕が生まれます。
ボールを持っても余裕があるため、落ち着いて相手の体勢を見れたり、落ち着いて周りを見ることができるのです。
では、ボールを取られないためには、どこにボールを置けばいいのでしょうか?
「ボールを取られないためには、ボールと相手の間に自分の身体を入れる」と考えた人もいるでしょう。
サッカー、フットサルのボールキープの基本体勢ですよね。
確かに、こうすればボールを奪われるリスクは減ります。
しかし、同時に相手を抜くことも難しくなってしまいます。
前を向いた状態で、ボールを取られない位置。
試合で効果的なプレーをするには、そういったボールの置き場所を見つける必要があります。
それは、どこでしょうか?
「その位置は、利き足の前である」
そう提唱するのは、明光サッカースクールでヘッドコーチを務める檜垣裕志(ひがきゆうし)さんです。
檜垣さんは、カズ選手に続き、ブラジルで日本人2人目のプロサッカー選手になった人物です。
名門ポルトゲーザなど、ブラジル1部リーグで活躍した経験を持っています。
檜垣さんは、ブラジルでのプレー経験から、ブラジルでは「両足を均等に使えるように」という考えは無いということに気付きました。
檜垣さんは、ブラジルでの経験を活かし、利き足を軸にしたプレーを徹底して指導しています。
扱い慣れた利き足の前にボールがあれば、前後左右、どの方向にもすぐに動くことができます。
ドリブル、パス、シュートなど、プレーの選択肢も多くなります。
そういう視点で見てみると、確かに世界のトッププレーヤーはみんな利き足の前にボールを置いています。
メッシ選手も、ロナウド選手も、イニエスタ選手も、ネイマール選手も、みんな利き足からプレーが始まるのです。
両足を均等に練習する日本の慣習を信じるか?
利き足を軸にプレーする世界のトッププレーヤーの慣習を信じるか?
サッカー、フットサル上達のためには、どちらが効果的でしょうか?
ただし、単純に利き足の前にボールを置けばいいわけではありません。
利き足の前と言っても、その位置は人によって微妙に異なります。
その微妙な感覚を見つけるために、利き足の練習を徹底する必要があるのです。
そこで、今回のテーマに戻ります。
ジグザグドリブルのような相手のいないドリブルの基礎練習は意味があるのか?
私は「意味がある」と思います。
ただし、「何を意識して練習するか?」が重要なポイントです。
何も意識せずに並べたコーンやマーカーをかわしていくだけの練習では意味が無いでしょう。
ジグザグドリブルのための練習になってしまいます。
「どの位置にボールを置きながらドリブルすればいいのか」を意識して行うことで、サッカー、フットサルのためのドリブル練習になるのです。
檜垣さんの練習法は、檜垣裕志DVD「サッカーテクニック向上メソッド」で学ぶことができます。
DVDでは、利き足の前にボールを置くための練習と解説が収録されています。
ドリブル、リフティング、パス&トラップのテーマに分かれた3枚組のDVDです。
どのテーマでも「利き足の前にボールを置き、ボールを持てるプレーヤーになること」が軸になっているので、ブレることなく練習することができます。
練習内容はシンプルなものが多いため、初心者からサッカー、フットサル歴2~3年の中級者におすすめしたいDVDです。
公式サイトでは、練習内容の一部も公開されているので、参考にしてみてください。
>>檜垣裕志のサッカーテクニック向上メソッド(特典付き)の詳細はコチラ<<
サッカー、フットサルでは、ボールを持てるようになると、落ち着いてプレーすることができます。
ドリブルは、ボールを持つための重要なテクニックです。
一般的に、「ドリブルなどボールを扱う技術は小学生年代までに身に付けておくべきだ」と言われています。
ドリブルの指導法をまとめた本やDVD、動画も少年サッカーを意識したものがほとんどです。
しかし、これは「大人になると、身に付かない」ということではありません。
大人でもドリブル練習をすることで、ドリブル上達は可能です。
重要なのは、「ドリブル上達のためのドリブル練習法を徹底して行っているかどうか」です。
適切なドリブル練習法を行うことで、ドリブル上達のスピードは大幅に上がります。
このサイトでは、実戦的なドリブル練習法、コーンやマーカーを使った自宅でできるドリブル反復練習法などについて紹介していきます。
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