パスの受け方で差がつく!判断が早い人のパスの受け方とは?

2015.8.20|早野宏史DVDスーパープレイヤー育成マニュアル

134213 / Pixabay

どーなです。

前回に続き、今回も佐々木さんの「視野が狭く、周りが見えない」という質問にお答えしています。


>>前回の記事はこちら<<








佐々木さんからの質問
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視野が狭いために、周りの状況が分からず、パスが上手く出せません。

どうしたらいいのでしょうか?

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前回は、「パスを受ける前に、周りを見て次のプレーを考えておく」ということについてお送りしました。

今回は、その続きの「パスのもらい方」についてお送りしていこうと思います。




まずは、「次のプレー」の基本的な考え方についてです。

サッカー・フットサルの最終的な目標はゴールなので、
最優先に考えるプレーは、ゴールにつながるプレーです。



私が昔教わったパスの優先順位は、次のようなものでしたが、
これもゴールにつながるパスから優先的に選択していくことを示していますね。


1.相手DFラインの裏

2.縦パス

3.横パス

4.バックパス



次のプレーを考えたら、そのプレーが実行しやすいボールの持ち方をする必要があります。
そのためには、パスのもらい方が重要になります。

イメージ通りのプレーができるかどうかは、
このパスのもらい方で8割が決まるといっても過言ではありません。



次のプレーが実行しやすいボールの持ち方は、
状況にもよりますが、基本的には次の3つがポイントになります。


1.マークを外してフリーになる

2.ボールと攻撃方向を視野に入れた体勢を作る

3.ワントラップで前を向く




3つポイントを挙げましたが、最終的な目的は「3.ワントラップで前を向く」です。

パスを受けて前を向くことができれば、相手のゴールに向かってプレーすることができます。
これにより、ゴールにつながるプレーができるようになります。

また、ワントラップで前を向くことで、攻撃のスピードを落とさずにプレーできます。
これにより、相手の守備の準備が整う前に攻撃できるようになります。

このようにワントラップで前を向けることで、攻撃面では非常に大きなメリットがあるのです。



重要なことなので繰り返しますが、最終的な目的は「3.ワントラップで前を向く」です。
あとの2つのポイントは、ワントラップで前を向くための準備になります。

このことを頭に入れて、3つのポイントについて1つずつ説明していきたいと思います。



<1.マークを外してフリーになる>

相手にマークされたままでは、パスを受けても効果的なプレーはできません。
そもそも、相手にマークされたままでは、パスを出してもらうことすらできないでしょう。



そこで、パスを受ける前にフェイントを使ってマークを外します。
このようなボールを持っていない時のフェイントは、「オフ・ザ・ボールの動き」と呼ばれています。



マークを外すフェイントには、3つの方法があります。


(1)動きを使ったフェイント
例:相手の裏を取るように動き、相手が付いてきたところでキュッと方向を変え、マークを外す。


(2)相手の死角を利用したフェイント
例:相手があなたから目を離した隙に、スっと動いてマークを外す。


(3)上記2つを組み合わせたフェイント



これらのフェイントは、複雑な動きをする必要はありません。
重要なのは、仕掛けるタイミングです。



このようなマークの外し方の参考になるのが、
早野宏史さんのDVD教材「スーパープレイヤー育成マニュアル」です。



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値段は高いかもしれませんが、ご覧になった方から、
「ボールを持っていない時の動き方の大切さが、よく分かりました」
といった多くの感想をいただいており、値段に見合った価値はあると思います。



<2.ボールと攻撃方向を同時に入れた体勢を作る>

出されたパスをコントロールするには、ボールを見る必要がありますが、ボールだけを見ているわけにはいきません。
ボールだけを見ていると、周りの状況が把握できなくなってしまいます。



もしボールを見ている間に、味方が絶好の位置に動き出したら、どうなるでしょうか?
味方の動きを把握できずに、パスのタイミングを逃してしまうでしょう。


もしボールを見ている間に、相手がボールを奪いに近づいてきたら、どうなるでしょうか?
相手の動きを把握できずに、ボールを奪われてしまうでしょう。



こういった事態にならないように、パスを受ける時は、
ボールと攻撃方向を視野に入れた体勢を作ることが重要です。



攻撃方向を視野に入れることで、前線の味方の動きを把握することができます。
また、相手はゴール方向からプレッシャーをかけてくるため、
攻撃方向を視野に入れることで、自然と相手の動きも目に入ってきます。



ボールと攻撃方向を視野に入れた体勢の作り方は、パスを受ける時の状況によって変わります。


サッカーパスの受け方
最も簡単なのは、自分よりも前方にいる味方からバックパスを受ける時です。

この場合は、ボールの来る方向が攻撃方向になります。

このため、ボールが来る方向に体を向けていれば、ボールと攻撃方向を視野に入れることができます。









難しいのは、後方からパスを受けたり、横パスを受ける時です。
この場合は、ボールの来る方向と攻撃方向が異なります。
このため、ボールの来る方向に体を向けていると、攻撃方向が見えなくなってしまいます。


サッカーパスの受け方
そこで、後ろからのパスや横パスを受ける時は、体の向きを工夫します。

ポイントは「ボールに対して半身になること」です。

ボールに対して半身になることで、180°の視野を確保することができます。

これにより、後ろや横からパスが来ても、ボールと攻撃方向を視野に入れることができるのです。




ただし、半身になっても、あくまでも確保できる視野は180°ですので、残りの180°は死角になります。
もしかしたら、死角から相手がボールを奪いに来るかもしれません。

そこで、死角になる部分は、首を振って確認します。
これにより、360°の範囲をカバーすることができるようになります。



<3.ワントラップで前を向く>

マークを外して、良い体勢を作ることで、パスを受ける準備は完了です。
いよいよパスを受けるわけですが、ここからは技術の問題になります。

「次のプレーにスムーズに移れる位置にコントロールできるかどうか?」
という絶妙なトラップ技術が求められます。



せっかく前を向いても、足元にボールが入り過ぎてしまうと、次のプレーにスムーズに移ることはできません。
逆に、足元からボールが離れ過ぎてしまうと、相手に奪われてしまいます。

ただ前を向くだけでなく、次のプレーがしやすく、相手に取られない絶妙な位置にコントロールする必要があります。
しっかりボールコントロールできれば、相手が近くにいても、うかつに飛び込んで来れません。



トラップの上達には、やはり練習が必要です。
といっても、特別な練習をする必要はありません。
「対面パス」や「壁当て」などの基本的な練習で、十分上達することができます。



練習する時は、特に次の2つのポイントを意識しながら行うと、実戦で活きる練習になります。

(1)強いパスに対しても、きちんとコントロールできるようにすること
  ※特に縦パスは強めのパスが来ることが多いため。

(2)「次のプレーがしやすい場所」にボールをコントロールすること



視野の広い選手は、ボールを持つ前から準備をしています。
ボールを持つ前の準備がしっかりできる選手は、ミスが少なく、判断も的確です。

サッカー・フットサルでは、ボールを持っていない時を「オフ・ザ・ボール」と言いますが、
オフ・ザ・ボールのプレーが上達すると、プレーの質が大きく向上します。



オフ・ザ・ボールについて私が一番おすすめするDVD教材は、
早野宏史さんの「スーパープレイヤー育成マニュアル」です。

限定特典としてDVDのポイントを解説した特典を付けていますので、
併せてご覧いただくと、DVDの内容をより深く理解できると思います。



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オフ・ザ・ボールをしっかり活用し、質の高いプレーヤーを目指しましょう!

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